額縁の構造とサイズ表記について額縁の商品説明に表記されているサイズについて最も構造が簡単な水彩額を例にご説明します。 額縁の断面図は商品によって様々ですが概ね以下のようになっています。 作品はこの図ではガラスと裏板の間に入ります。 お持ちの額縁のサイズを測られるときにフレームの外寸法(上図の全体寸法)を測られる方がいらっしゃいますが、このサイズはフレーム幅によって同じ規格サイズの額縁でも変わってしまいます。 また、前面からみた開口部(上図の端先寸法)もフレーム毎のかかり幅(フレーム内に隠れる部分)が異なるために変わってしまいます。 額縁の商品説明等に表記されるサイズはこの図の実寸法にあたります。 例えば水彩額インチ判(203×254ミリ)の場合はこの実寸法が203×254ミリということになります。 総じて言えることは表記されているサイズは中に入れることのできる作品の最大サイズということになります。 ※メーカーによってはガラス寸法(カバーガラスはゆとりをもって若干小さく作られています)を額縁寸法として表記している場合もあります。 また、同じ規格サイズ名でもメーカーによって微妙にサイズが異なる場合があります。 例えば大型水彩額のMO判はメーカーによって700×900ミリの場合や693×893ミリとなっている場合があります。 文具メーカーや写真メーカーの額縁は独自のサイズ表記を行っている場合がありますのでご注意下さい。 額縁をお求めの際は以上をご参考の上お選び下さい。
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